CNBCニュースが7月22日、米国ベッセント財務長官(写真:United States Department of the Treasury )にインタビューしました。
ベッセント長官の主な主張は以下の通りです。
(元動画は上のアイコン)
主な論点
関税交渉の進捗状況
経済の好調さ:
ウォールストリート・ジャーナルが指摘しているように、4月には景気後退の懸念や予測があったものの、現在は経済が「好調さ(swagger)」を示していると述べています 。
貿易交渉の優先順位:
主要な貿易相手国との交渉について、取引の「質」を重視しており、「タイミング」ではないと強調しています 。
8月1日の関税期限に間に合わせることを急がず、最大限の交渉力を発揮し、長年の貿易不均衡に対処することに焦点を当てていると説明しています 。
対中貿易交渉:
中国との交渉が進行中であり、合意への「余地がある」と考えています 。
中国の貿易慣行は「知的財産権の窃盗」「強制的な技術移転」「補助金」によって恩恵を受けてきたと指摘し、米国はこれらの問題に対処するための構造的変更を目指していると述べています 。
中国側も知的財産や市場アクセスに関する一部の構造的変更に対して意欲を示していると付け加えています 。
関税の影響:
関税は貿易不均衡に対処するための「戦術」であると見なされており 、財務長官は、関税がアメリカの消費者を傷つけているとは考えていないと述べています。
その理由として、株式市場が史上最高値を記録し、消費者信頼感が高いといった経済指標を挙げています 。彼は、消費者が支払う価格に対する関税の影響は、経済全体に比べてごくわずかであると主張しています 。
経済見通しと成長:
米国経済は「非常に力強く加速している」と発言しています 。
また「ひとつの大きな素晴らしい法案」(A Big Beautiful Bill)が設備投資ブームにつながると予想しており、これにより「高成長、低インフレの黄金時代」が到来する可能性があると述べています 。
AIと生産性:
AIが「概念から現実へ」と移行していることから、生産性ブームが期待されていると述べています 。
FRBの独立性とパウエル議長について
ベッセント財務長官はFRBが「独立している」ことを強調しています 。ジェローム・パウエル議長解任の可能性について質問された際、財務長官は「FRBは独立しており、良い仕事をしていると考えている」と述べています 。
その上で、トランプ大統領が「FRBは利下げすべきだ」と考えていることを再度表明しています 。
金利政策について:
高い金利が「米国の消費者、特に住宅を購入しようとしている米国内の家庭を本当に苦しめている」と述べています 。
大幅な利下げは「住宅ローン市場の閉塞を解消し」、多くの世帯に良い影響を与えると主張しています 。
日本に対する言及:
財務長官は、前夜遅くに大阪から戻り、石破首相と会談したと述べています 。
長官はG7やG20の会議に言及しており、大阪訪問がこれらの国際経済議論の文脈であったことを示唆しています 。
日本経済や政策に関する具体的な意見や詳細な議論はありませんでした。