著名な作家で投資家のダグ・ケイシー氏は、2025年末に行われたインタビューで「グレート・デプレッション(大恐慌)」を上回る「グレーター・デプレッション(より大きな恐慌)」の到来と、通貨システムの歴史的なリセットについて警告しています。
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分析概要
1. 貴金属の急騰が示す「通貨リセット」の予兆
ケイシー氏は、足元の金(ゴールド)が4500ドル、銀(シルバー)が70ドルを超えて急騰している現状を、単なる価格上昇ではなく、既存の通貨システムに対する信頼の崩壊であると分析しています。- 「Fiat Money(不換紙幣)」の終焉: 1971年のニクソン・ショック以降、世界を支えてきた米ドルを中心とした不換紙幣システムが限界に達し、ゴールドのような「実質的な価値」を持つ資産への再評価が起きていると主張しています。
- 銀のブレイクアウト: 特に銀が1オンス70ドルを突破したことを重要視しており、これが金融リセットの初期段階にある明確なシグナルであるとしています。
2. 「Greater Depression(より大きな恐慌)」の到来
ケイシー氏は、2026年にかけて米国および世界経済が、1930年代の大恐慌よりもはるかに深刻な「グレーター・デプレッション」に突入すると予測しています。- 債務の崩壊: 過去数十年にわたり積み上げられた膨大な負債が、金利上昇と経済停滞によって維持不能になり、大規模な債務不履行(デフォルト)が連鎖すると見ています。
- 生活水準の下落: 多くの人々がかつての生活水準を維持できなくなり、社会的な混乱が生じる可能性が高いと警告しています。
3. 地政学的リスクと「腐敗したエリート層」への批判
経済問題の背後にある政治的な腐敗についても、厳しい言葉で批判しています。- ウクライナ支援と不透明な資金: 900億ドル規模の追加支援が行われるなど、巨額の税金が不透明な形で海外に流れている現状を「狂気の沙汰」としています。
- インサイダーの富: 政治家やその周辺の人間が、公的な立場を利用して不当に資産を増やしている現状が、経済の不公正さを増幅させていると指摘しています。
4. 投資家が取るべき生存戦略
この「嵐」の中で生き残るために、ケイシー氏は以下の戦略を推奨しています。- 貴金属の保有(まだ遅くない): 金や銀は高値圏にあるが、リセットの規模を考えれば依然として保有すべき資産であるとしています。 「国際的人間(International Man)」への転換:特定の国に全ての資産や生活基盤を置くことのリスクを強調し、地政学的に安全な場所(南米など)への分散を提唱しています。
- 今後の見通し: ケイシー氏は「6カ月後にまた話すことがあれば、状況はさらに悲惨(doom and gloomy)になっているだろう」と述べ、最悪の事態はこれからだと結論付けています。
ダグ・ケイシー氏(右)
Google Geminiによる画像生成