テクニカルアナリストであるGareth Soloway(ガレス・ソロウェイ)氏は「現在の株式市場(特にAI関連株)と暗号資産(ビットコイン)は、過去の歴史的な暴落を引き起こしたテクニカルな抵抗線と『全く同じレベル』にあり、大きな調整(最大40%の暴落)が差し迫っている」と主張しています。
彼は、市場の過熱感を技術的なデータと歴史的なパターンに基づいて分析し、投資家に対しリスク回避を強く推奨しています。
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分析概要
1. 市場はテクニカル分析で「歴史的な暴落水準」
ソロウェイ氏は、S&P 500指数とナスダック指数が、過去のバブル崩壊(例:2000年のドットコム・バブル崩壊)の直前に見られたな抵抗線(レジスタンスライン)と「正確に同じレベル」に到達していると主張します。- S&P 500:現在の水準は、過去に市場が40%の暴落を経験した際に常に天井となった、特定の長期トレンドラインに触れています。
- AI関連株の過熱:AI関連株は、インターネット株がピークに達した時の熱狂と同様に過熱しており、価値(バリュー)に基づかない「ハイプ(Hype):誇大宣伝」によって買われています。 ソロウェイ氏は、市場がこの抵抗線を突破してさらに上昇する可能性は非常に低いと見ており、近いうちに30%〜40%の調整が起こると予測しています。
2. 流動性危機:ビットコインの弱気予測
ビットコインについても、彼は強気な「ホドラー(HODLer)」の意見とは一線を画し、テクニカルなデータに基づいた弱気な見解を示しています。- 調整のパターン:ビットコインは現在、2025年の上昇分をすべて帳消しにする大幅な下落を見せており、これは彼が以前から警告していた「リスク回避(デ・リスキング)」のシナリオが展開していることを示しています。
- 歴史的類似:2025年秋のビットコインの動きは、過去の市場暴落の初期段階と類似しており、このまま9万3000ドル以下の水準を維持すれば、さらなる下落トレンドが確定すると見ています。
3. 金(ゴールド)と銀(シルバー)への逃避
市場が調整局面に入った際、ソロウェイ氏は金(ゴールド)と銀(シルバー)が唯一の安全な避難先となると強調しています。- 安全資産の役割:彼は、過去の金利上昇局面と市場のボラティリティの上昇時において、金と銀が伝統的に安全資産としての役割を果たしてきたことを指摘します。
- 貴金属の強さ:金は以前のピークから調整を受けたものの、長期的な強気トレンドは崩れておらず、市場のパニック時にはこれらの貴金属がさらに上昇すると予測しています。
4. 潜在的な技術的脅威(AIとビットコイン)
インタビューの終盤では、AIが将来的にビットコインに与える脅威についても言及されています。- スーパーコンピューターの脅威:AIを搭載したスーパーコンピューターが将来的に、ブルートフォース攻撃**によって暗号資産のウォレットや銀行口座のパスワードを短時間で解読し、セキュリティシステムを破る可能性を懸念しています。
- 物理的資産の重要性:このような技術的な脅威に直面した場合、デジタル資産やオンラインの銀行口座の安全性が脅かされるため、物理的な金や銀を保有しておくことの重要性が増すと主張しています。
**ブルートフォース(Brute force): Bruteは「力任せ」「強引な」といった意味があり、日本語では「総当たり攻撃」とも呼ばれる。
ガレス・ソロウェイ氏のスクリーンショット(右)