Technical Traders.comのチーフ・マーケット・ストラテジストであるヴァーミューレン氏は、テクニカル分析に基づいて金(ゴールド)市場の強気な見通しを主張し、近い将来に広範な金融リセットが起こるという警告を発しています。
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分析概要
💰 金(ゴールド)の強気予測と目標価格
ヴァーミューレン氏は、金の価格が年末までに1オンスあたり5100ドルに達するという、極めて強気な予測を維持しています。- 目標価格:5100ドル(あるいは5100~5200ドル)は、現在の水準から約30%の上昇の可能性を意味します。
- 価格下落は調整:最近の4000ドルを下回る価格下落は、強気相場における単なる「三波の調整(three wave correction)」にすぎないと分析しています。
- 上昇の要因:この爆発的な上昇は、季節的な追い風に加え、法定通貨(Fiat Money)に対する信頼の危機と、それに伴う「金融リセット」への序曲によって推進されると見ています。
- 急騰の性質:ジム・リカーズ氏の言葉を引用し、金が5000ドルの水準に向かう道のりは「非常に迅速(swift)で流動的(fluid)」になると予測しています。
📉 2007-2008年との比較とテクニカル分析
ヴァーミューレン氏は、現在の市場状況をテクニカルチャートで分析し、2007年の市場最高値直前の状況との類似性を指摘しています。- 類似点:2007年当時、S&P 500が下落する前に、金が上昇を始め、その後、金に最初の鋭いプルバック(急な下落)が見られました。
- 現在の状況:現在もS&P 500が史上最高値を更新する中で、金が最初のプルバックを経験した段階にあり、これは「モメンタムトレーダーを怖がらせて振り落とす」ための動きであると解説しています。
- 金融リセットの予兆:株式市場が最終的に失速して売られることになれば2007年のS&P 500のように、金はさらに高騰するというシナリオを描いています。
💥 AIバブルの崩壊と資金の流れ
広範な市場の天井形成(topping phase)の背景には、AIブームがバブル化しているという認識があります。- 株式市場の不健全さ:株式市場は「マグニフィセント・セブン」などの大型ハイテク株によって牽引されているだけで、市場全体としては不健全な「ステージ3の天井形成期」にあるとしています。
- AI企業の収益性:AI分野へのベンチャーキャピタル投資は前例のない規模ですが、これらの企業は莫大な費用をかけているにもかかわらず、利益を上げていない(not turning a profit)と指摘しています。
- 市場の崩壊:このAIバブルが失速し、株式市場のモメンタムが失われたとき、株式から貴金属分野へと大規模な資金流出(mass exodus)が起こり、これが金価格の「ニトロ」となってさらなる急騰を引き起こすと予測しています。
⚠️ 投資への提言
ヴァーミューレン氏は、投資家は「次の金融危機が起こって口座がロックされる前に」行動すべきだと強く促しています。- 最良の投資先:金(ゴールド)は、株式市場の影響を受けない「最もスムーズな投資先(The smooth is play)」であり、銀(シルバー)やプラチナ(プラチナ)も同様に好調に推移すると見ています。
- 金鉱株への言及:一方で、金鉱株は「株式市場に閉じ込められている」ため、市場全体が下落する際には、荒い(choppier, rougher)値動きになると警告しています。
- ビットコインへの警告:ビットコインのチャートは「メガホン・パターン」を示しており、リスクが高く、方向性が不明確な「醜いチャート」であるため、手を出さないよう勧めています。