Glenn DiesenチャンネルのDouglas Macgregor(ダグラス・マクレガー)元米陸軍大佐へのインタビュー動画「With NATO's Collapse, New World Order Emerges」のAI分析です。
元米国防長官上級アドバイザーのDouglas Macgregor元米陸軍大佐は、Glenn Diesen氏とのインタビューで、ウクライナ戦争が最終段階に入り、NATOの崩壊とともに新たな世界秩序が形成されつつあるとの見解を示しました。主な論点は、トランプ前大統領の政策の不安定さ、ウクライナの絶望的な戦況、NATOと欧州の戦略的破綻、そして米国の役割の変化と戦後の世界です。
動画再生回数は、1日で15万回以上。(画像は、スクリーンショット。左側がダグラス・マクレガー元大佐)
分析概要
トランプ氏の政策は一貫性を欠く
マクレガー氏は、トランプ大統領のウクライナ政策を「あらゆる方向に機関銃を乱射しているようなもの」と表現し、一貫した戦略的枠組みがないと指摘します。当初は和平交渉による「見栄えのする成果」を望んでいましたが、それが不可能だと悟ると関心を失いかけました。
その一方で、国内のネオコンからの圧力に屈し、ウクライナへのミサイル供与を示唆するなど、その姿勢は「精神分裂病的」だと分析しています。
彼の行動は、国際関係や軍事への深い理解に基づいたものではなく、衝動的でビジネス的な「ディール」の発想と、ショーマンシップに根差していると批判しました。
ウクライナの敗北は決定的
戦況についてマクレガー氏は、ウクライナ軍が防空能力を失い「戦場で裸同然」の状態にあると断言します。ロシアは戦闘空間を完全に支配しており、西側の兵器供与ではこの状況を覆すことはできません。ウクライナは人的資源も枯渇しており、戦況は悪化の一途をたどっています。
ロシアはすでにドニエプル川西岸にも特殊部隊を展開させ、オデッサへの攻勢も現実味を帯びていると見ています。オデッサは歴史的にロシアの都市であり、ロシアが奪還する可能性は高いとの見方です。
NATOと欧州の戦略的破綻
マクレガー氏は、欧州の指導者たちが「ロシアは脅威だ」という虚構のシナリオに固執しているのは、自らの政策の誤りを認めれば政治生命が終わるからだと指摘します。彼らはNATOの東方拡大が紛争の根本原因であるという事実から目を背けています。また、欧州諸国は政府の「債務問題(the debt problem)」により、軍備増強は不可能です。そのため、欧州独自の軍隊を創設するという考えは「空虚なナンセンス」( It's meaningless nonsense)だと一蹴しました。
欧州諸国は米国の「保証」に依存していますが、その保証自体がもはや空虚なものになりつつあると警告します。フィンランドが中立を捨ててNATOに加盟したことは「狂気の沙汰」であり、各国は自国の防衛にもっと責任を持つべきだと主張しました。
新たな世界秩序と米国の役割の変化
この戦争の結果、NATOはその存在意義を失い、崩壊に向かうと予測します。米国は、もはや世界の「陸上大国」としてユーラシア大陸に関与し続けることはできず、歴史的にそうであったように「海洋・航空宇宙大国」へと回帰していくでしょう。これは米国の衰退ではなく、自然な状態への回帰であるとマクレガー氏は考えています。戦後の世界では、ロシアと西側、特に米国との間には「冷たい平和」が長く続くと見ています。米国はロシアとの信頼関係を著しく損ないました。一方で、欧州では政治エリートが交代すれば、米国よりも早くロシアとの関係を改善できる可能性があると示唆しました。最終的に、欧州諸国は米国に依存するのではなく、ロシアを含む近隣諸国と直接対話し、自らの安全保障を築いていく必要があると結論づけています。