金融経済系ポッドキャスト・ニュース番組「KITCO NEWS」チャンネルの最新動画の要点を以下にまとめました。
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YouTube動画「Market Top Is In, I’m All Cash’ Gold Could Move +20% Fast」のAI分析です。(画像は、クリス・バーミューレン氏のスクリーンショット:右側)
分析概要
KITCO NEWSのインタビューで、TheTechnicalTraders.comのチーフ市場ストラテジストである Chris Vermeulen(クリス・バーミューレン)氏は、 現在の金融市場が重大な転換点にあり、特に株式市場は天井を打ち、金(gold)が大幅に上昇する局面に入ったとの見解を明らかにしました。株式市場は「天井」を打ち、調整局面へ
バーミューレン氏は、現在の株式市場が「天井を打つプロセス(topping process)」の最終段階にあり、今後数週間で10~15%規模の調整が起こる可能性があると警告しています。テクニカルな警告サイン:
同氏は、ナスダックのチャートが売りシグナルを発しており、その形状が2023年の下落前のパターンと酷似していると指摘します。 また、S&P 500も同様の売りシグナルを出す可能性があるとしています。市場の歪み:
現在の株価上昇は、ごく一部の巨大ハイテク企業(マグニフィセント・セブン)によって牽引されているものであり、市場全体の実態を反映していないと分析しています。 均等加重S&P 500(RSP)や小型株指数など、より広範な市場は新高値を更新できておらず、市場全体の弱さを示唆していると述べています。不動産や配当株も苦戦している状況です。マクロ経済の悪化:
米国のサービス業データが景気後退の瀬戸際にあることや、労働指標の軟化、新たな関税導入の動きなども、市場の勢いが失速している要因として挙げています。金(gold)は+20%の急騰
株式市場とは対照的に、goldに対しては非常に強気な見通しを示しています。目標価格とスピード:
gold価格は現在の水準から約20%上昇し、4100ドルに達する可能性があると予測しています。この上昇は非常に速いペースで進み、1カ月程度で達成される可能性もあるとしています。テクニカル分析:
この予測は、goldのチャートが形成している「ブルフラッグ」という強気パターンと、フィボナッチ・エクステンションを用いた分析に基づいています。歴史的類似性:
2007年の金融危機前の状況と現在の市場が酷似していると指摘。当時も株価が最高値を更新する中でgoldは市場をアウトパフォームしており、これが世界的な金融不安の前兆でした。 その後、株価が20%下落する一方でgoldは37%も急騰した歴史があり、同様の展開が再現される可能性があると見ています。投資戦略
「現金化」と「goldの選好」 こうした市場認識に基づき、バーミューレン氏は具体的な投資戦略を提示しています。株式からの撤退と現金化:
同氏は自身の戦略として、すでに株式市場から資金を引き揚げ、ほぼ「現金(cash)」ポジションにしていると明言しました。 明確な投資機会(set up)が現れるまで待つことが重要であり、「現金もポジションの一つ」であると強調しています。goldへの集中:
数少ない有望な投資先として、現物のgoldまたはそれを裏付けとするETFを挙げています。 株式市場全体が下落する局面では、金鉱株でさえも株価下落の影響を受けるため、株式市場とは相関の低い「現物のgold」が最も優れた投資対象だと述べています。銀・金鉱株への慎重な姿勢:
銀(silver)については、チャートの形状がgoldに比べて悪く、最近の値動きでダメージを受けているため、選好しないとしています。 金鉱株については、大手企業はgoldに先行して上昇する傾向があるため魅力的としつつも、リスク回避を最優先する現在の市場環境では、変動の大きい小規模鉱山会社よりも、より安定した現物のgoldや大手金鉱株が賢明な選択だと結論付けています。ビットコインへの見解
ビットコインはチャート上では上昇の可能性を秘めているものの、株式市場、特にナスダックとの相関が非常に高いため、株式市場が下落すれば共に下落するリスクが高いとし、今は投資対象として推奨していません。総じて、バーミューレン氏は市場の表面的な強さに惑わされることなく、テクニカル分析とマクロ経済の双方から市場の天井が近いと判断し、リスク回避のために株式を売却して現金化し、 来るべき金融不安に備えてgoldへ資金を振り向けるべきだと強く主張しています。